ラン科の植物はなんと3万種

地球上に生息するラン科の植物は1から3万種類と非常に多いです。 その中で、土を必要とせず、樹木や岩などに着生して生活する「着生ラン」に注目が集まっています。 その理由は、板に着生させたり、ハンギングでつるしたりして、お部屋の中での飾り方のバリエーションが豊富であることにあります。
家庭で手軽に育てられるラン
地球上に生息するラン科の植物は1から3万種類と非常に多いです。 その中で、土を必要とせず、樹木や岩などに着生して生活する「着生ラン」に注目が集まっています。 その理由は、板に着生させたり、ハンギングでつるしたりして、お部屋の中での飾り方のバリエーションが豊富であることにあります。
地面に直に根を這わせて成長するランを「地生ラン」と呼んでいます。 「着生ラン」とちがい、水分や養分をためておく必要がないため、葉や茎が細いあるいは薄いのが特徴です。 乾燥に弱いですが、日の光をあまり必要としない、つまり、日陰でも元気でいられる、という特徴があります。
「蘭(らん」はラン科の植物の総称です。
野生のものでも1~3万種類あるといわれていています。
地球上の植物は約20万種といわれているので、その1割がラン科の植物であるということになります。
その多くは熱帯地方を原産としますが、寒冷地に生息しているものもあります。
非常に種類が多いため、育てるのが困難なものもあれば、一般家庭でも簡単に育てられるものもあるのです。
中国や日本を原産とするものや、南米やアフリカなどの熱帯雨林地域を原産とするものなど、産地もさまざまです。
ラン科の植物をその特徴により大きく2つに分けると、「地生ラン」と「着生ラン」とに大別が可能です。
「地生ラン」とは、地面に根を生やして生きているランのことで、土から養分や水分を吸収することで育ちます。
一方「着生ラン」は、樹上や岩などに根を張り、空気中の水分などを吸収することで生きているランをいいます。
土から直接吸収するのと異なり、水分も栄養も量が少ないため、ため込んでおけるよう分厚い葉やバルブという太い茎を持つのが特徴です。
1~3万あるといわれる品種の中で、およそ7割がこの「着生ラン」にあたります。
これは、地球上にラン科の植物が発現したのが他の植物よりも後だったため、地上に生きていく隙間が残されていなかったためだといいます。
限られた場所で生きていくための苦肉の策だった、ということです。
土を必要とせず、板やコルクなどに着生させ、お部屋に飾る方が増えているようです。
身近になったランについて、そのお手入れ方法や楽しみ方を詳しく見ていきます。
見た目が美しい胡蝶蘭。その魅力はどこにあるのでしょうか?魅力を知って胡蝶蘭を楽しみましょう。
お店の開店や事務所開き、その他、お祝い事に際してよく送られる胡蝶蘭ももちろんラン科の植物です。 大輪の花が見事で、見ているだけで幸せになる花のひとつです。 蜂に植わった状態で頂くことがほとんどですが、胡蝶蘭は「着生ラン」と「地生ラン」のどちらなのでしょう。
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